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『Enemy Teritorry: Quake Wars』(エネミーテリトリー クエイクウォーズ)は、id Softwareの監修のもと、Splash Damageによって開発されたファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)である。 Wolfenstein: Enemy Territory(以下、W:ET)の続編にあたり、Quakeシリーズの世界観を背景にしている。 チーム制のオンライン対戦プレイを主眼においており、オフラインではボットを相手に練習をすることができる。1人プレイ専用のいわゆるストーリーモードは存在しない。 == 概要 == プレイヤーは、地球人の防衛軍であるGDF(Global Defence Force)か、地球を侵略する異星人のStroggのうち、どちらかのチームを選んでプレイする。 一般的な対戦ゲームとは異なり、両チームの特性が非対称になっているのが特徴で、外見の違いだけではなく、用いる銃火器や兵器等も操作性や性能が大きく異なるものとなっている。 他の特徴として、W:ETよりオブジェクティブ形式というゲーム形式を引き継いでいる。オブジェクティブ形式とは、あらかじめマップごとに設定された目標(オブジェクティブ)を達成する、あるいは阻止することで勝敗を競うものである。 プレイするマップによりGDFとStroggの攻守が指定されており、攻撃側は設定された時間内でのオブジェクティブの達成を、守備側は阻止をすれば勝利となる。初期状態では1つのマップにつき20分と指定されている。 マップ内のオブジェクティブは一つではなく、複数のオブジェクティブを指定された順番で達成していく必要がある。攻撃側は、他のオブジェクティブを全て達成すると到達できるようになる最終オブジェクティブを達成することで、はじめて勝利となる。 攻撃側はオブジェクティブを目指して敵(守備側)の陣地へ突撃していくかたちになり、これが『Enemy Territory』というタイトルの由来になっている。 その他にも選択したクラスにより能力が異なるクラス制、XP制(詳細は後述)といった特徴をW:ETより引き継いでいる。 一方で、『Quake』シリーズからはストーリーの背景のみを取り入れるかたちになっており、少人数でのデスマッチを主眼においた同シリーズとは趣が異なっている。いわゆる「スポーツ系FPS」の象徴とも言える『Quake III Arena』、『Quake 4』と比較すると、スピーディーさや豪快さ、撃ち合いの楽しさの追求といった点では見劣りがするものとなっている。 これについては広大なマップの構造や、通常状態のプレイヤーよりも強力な兵器の導入、高度なテクニックの排除といった要素の影響が挙げられるが、同じ時期の似た傾向のゲームと比べても本作がスピーディーさ等で見劣りするわけではなく、あくまでゲームの要素の取捨選択としてそのようになっているにすぎない。 オブジェクティブ形式が一般的でないことや、チームごとに武器・兵器の使用感が異なること、マップによってオブジェクティブが異なるといったことで、新規ユーザーにとっては覚えなくてはならない要素が多いため、プレイ中リアルタイムでゲームの説明をするボイスメッセージが流れるようになっている。また、2008年1月15日にリリースされたバージョン1.4ではオフラインプレイ用のプラクティスモードが追加された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Enemy Territory: Quake Wars」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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